こないだ王様のブランチを見ていた際に『ディア・エヴァン・ハンセン』という映画がとても気になり、仕事終わりに12月1日(水)に見に行ったんですよ。
21時からの上映時間だったため、レイトショーで割安で鑑賞できるよな。と気軽に思いながらチケットを購入しようとしたところ、なんとチケット代が1,000円でした!
あれ!?こんなレイトショーってこんな安かったけ?
コロナでお客さんが入らないからかわったのかな??
あ!そうか、ファーストデーだからか!
と適当に考えていたのですが、チケットを見直して驚愕!
『映画の日・・・!???』
ということで今回はお得に映画を鑑賞できるおすすめの日をご紹介したいと思います!
映画の日は12月1日!!!
そもそも映画の日っていう日があったのも知らなかったのですが、よくよく調べてみるとちゃんとありました!!
映画の日(えいがのひ)は、1896年に神戸市において日本で初めて映画が一般公開されたのを記念して、1956年に日本映画連合会(現・日本映画製作者連盟)が制定した記念日。
この日は、日本映画界の各団体が、多年にわたり日本映画に貢献してきた人々への記念式典や上映会とトークショー、映画館の入場料割引などの事業を行っている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AE%E6%97%A5より参照
こちらのサイトでまとめていただいておりますが、12月1日は各映画館で入場料割引を行っている様でした。
皆さんはこの映画の日をご存じでしたか。私は今まで30年生きて、初めて知りましたw
映画の日は1,000円で映画観れちゃいます!!
偶然、知ることができた映画の日でしたが、なんと1,000円で鑑賞することができました。
通常であれば、一般は¥1,800~¥1,900はします。
また割引価格の適用されるファーストデー(毎月1日適用)やウェンズデー(毎週水曜日)でも1,200円しますから、映画の日の割引価格は劇的にお得です。
今後12月1日は映画を観る日として、どこかにメモっておいて、映画館に行きたいと思いました。ちなみに来年(2022年)は木曜日でした。
『ディア・エヴァン・ハンセン』の感想
ちなみに今回映画の日で観たのは『ディア・エヴァン・ハンセン』というミュージカル映画。
『ラ・ラ・ランド』や『グレーテストショーマン』という名だたるミュージカル映画を手掛けた音楽チームが贈る感動の映画ということで、ミュージカル映画は基本的に好きなほうだったので、観てみたいなと思い映画館に足を運びました。
『ディア・エヴァン・ハンセン』の概要
社交不安障害を抱えた高校生のエヴァン・ハンセンは、自分自身に宛てた手紙を書いていた。しかしある日、クラスメートのコナー・マーフィーに手紙を持ち去られてしまう。後日、校長に呼び出されたエヴァンはコナーの両親からコナーが自殺したと告げられる。両親はエヴァンの手紙を見つけ2人が親友だったと誤解してしまう。そして後にエヴァンは噓の親友との思い出を語ってしまう。
ネタバレの箇所や観た人にしかわからない描写等あるかと思いますので、気になった方はぜひ劇場に!
1.優しい嘘はある。
物語は主人公の優しい嘘から始まります。
自殺をしてしまったクラスメイトの両親に親しい友人と間違われてしまいます。
友人ではないと真実を話そうとしますが、悲しんでいる家族の前では伝えることはできず、親友だと答えてしまいます。
自分も相手もむやみに傷つけたくないために、事実を話さなかったり、嘘をついてしまうなんてこともなんてことしょっちゅうあります。
今回はそんな優しい嘘がうまく行き過ぎてしまい、歯止めがかからずに大変なことになってしまいます。
2.なぜ嘘をそこまで信じてしまったのか?
主人公は一人で森の中に行って木に登った時の経験をもとに、そのクラスメイトと二人で訪れたという嘘をついてしまいます。
当然、家族も楽しい思い出が少しでも聞ければという淡い期待から、都合の良いように解釈をし始めてしまい、子供のことに訪れた果樹園の記憶を引っ張り出し、『二人で果樹園に行ったのだ。』という嘘を信じ込んでしまうのです。
この嘘を信じてしまった主な原因は、家族の淡い期待もあったかと思いますが、二人共が『社交不安障害を抱えながら、日々の生活に苦しんでいる』という現状がとても似ていたからだと感じましたね。
家族にとっては、死んでしまったクラスメイトに主人公の男の子を重ね合わせていたのだと思いました。もう一人の息子のようにも感じていたのかもしれません。
3.主人公のついた嘘は本当に嘘なのか。
一緒に果樹園に行ったという嘘が信じられてしまうことによって、その後も都合を合わせるために嘘を重ねていきます。
例えば、その一つに『クラスメイトが妹を愛していた』と嘘をつく場面があります。
実際はこの兄妹は口も利かないほどの中の悪さで、妹に対して乱暴なことをしたという過去もあり、それを聴いた妹は怪しみます。
『なんであんな最悪の兄が私を愛していたの?』と。
ただ、よくよく考えてみるとこの嘘は実は本当だったのではないかと感じます。
クラスメイトが自殺をする前、主人公に対し八つ当たりに近い行動をしてしまった反省から、ギブスに名前を書くんですよ。(主人公は木から落ち、骨を折ったためギブスをして学校に通っています。アメリカではギブスに友人からのメッセージを書くようですね。)
ちょうどその時、自分自身に宛てて書いていた手紙を見られてしまい、そこに妹の名前があったことから『俺をからかっているんだろ!』と激怒します。
(その数日後に自殺をしてしまうのですが、、)
ただ、そもそも激怒することが謎なんですよね。
口もきかない、妹に暴力をふるうようなこのクラスメイトが、果たして妹の名前が書いてある手紙を見ただけで激怒するでしょうか。
精神的に障害を抱えているからだといえばそれまでですが、仲が悪くなってしまっていたけれども『やはり妹は大切にしていたんじゃないかな?』ということが垣間見えます。
主人公が妹に対して、兄貴(クラスメイト)目線で語るシーンがあります。
『遠くに感じてしまい、素直に話すことができない。それでもお前を愛している。』
この言葉は、嘘ではなく本当の兄の気持ちだったのではないかと感じることができます。
それを聴いて少し笑顔がほころぶ妹も同じような気持ちを感じていたのでしょう。
4.人はみんな話せないような悩みを抱えている
主人公は社交不安障害という悩みを抱えていました。話すことはできる人はほとんどおらず、学校では常に孤独を感じています。
このような経験は小さなことを含めれば、誰にしも当てはまる悩みなのではないでしょうか。
悩みを打ち明けた時に、突き放されてしまう可能性も考えると誰にも伝えることができずに、孤独感を感じてしまうこともあるでしょう。
5.孤独だと思っていても自分の回りには心配してくれる人がいる
そんな孤独感を抱えていたとしても、自分の回りには常に心配してくれる人がいます。
それは家族であることが多いです。この映画でも家族愛で救われる場面がありました。
家族でなくても友人や恋人など、親身になって心配してくれる人が一人でもいれば、気持ちは和らぎますよね。
そんな人を改めて認識したり、作っていくことが大切なのかを学びました。
5.まとめ
『ディア・エヴァン・ハンセン』とても良かったです!【★★★☆☆(星3.5)】
ただ、いろいろな心情が渦巻き過ぎて一回見ただけではとらえきれなかったです!
また、ミュージカル映画なので純粋に音楽を聴くだけでも十分楽しめると思いました。
個人的には同じミュージカル映画で比べると『グレーテストショーマン』の方が良かったかな。w
ただ、お伝えした通り映画の日に見ましたので1,000円で観れたことはとてもラッキーな体験でした!
来年からは12月1日は満を持して映画館に行きたいと思います!